14.10.17

久遠の世界


少しずつ秋深まる風の香...

暑かった夏の終わりに、
新しく迎えたクラヴサンで、一曲収録しました。


私に与えられたタイトルは、

          「慈しみ  Itsukushimi」


ソロコンサートでは、度々演奏させていただいている曲です。


懐い、憶うこと。
la mémoire éternelle.


原曲は、ダミアン・原田作曲の「久遠 (くおん)」
23年前に作曲された20世紀の現代曲です。

無窮、悠久の世(とき)

永遠から永遠。

   ぜひ聴いてください。





The picture is a calm sunset of the Seto Inland Sea.

A silent word and a memory in my heart.

25.9.17

懐の歌


天と地。野と山。
たくさんの秋。

          おかえりっ!

嬉しい姪の言葉から始まった、一泊二日の高知滞在。

先週、帰天してちょうど一年目の母と、三年目の父の合同慰霊祭終え、
先月召された義父関係の件で、連休に高知に行ってきました。




時々、老人ホームにステイする義母も訪問。

行った時、
ちょうどご尊老の皆さんが、外のベンチに集まって、
介護士さんのご指示の下、楽しくワイワイ交流中の最中。

楽しそうな義母を見て一安心。
直ぐに私たちに気づいてくれました。

ロビーに通されて、
早速、義母の得意なお話しが始まりました(笑)

親と子(良人)の、
穏やかで静かな阿吽の語らい。

私は遠い所から、それを見守る。こころに刻む。

貴重なとき。
これからは、それが私の役目です。

父母の時に、その時間を持たせてくれたように、私もそうしたいと思いました。

義父が眠る墓前で手を合わせ、祈り、周辺を見渡したら、秋のおとを観せてくれました。



四季を感じられるって、こころも弾みますね。


美味しいお酒(日本酒党です)も。です♪

帰路に観た瀬戸内海と夕焼け空。






高知。
更に、身近に。深みを増してきました。

2.9.17

私と、デュルケンとタスカンと。


既にあるデュルケン・チェンバロが完成して32年目の今夏です。

その今夏に、
我が家に、アラサーのタスカンが加わりました。

去った6月の初対面で、
この子は絶対うちに来る!と直感!

クープランと、
師匠の曲で音出しをした時、1小節弾いたところで、
不思議な感覚に包まれたのです。

タスカンと私の魂が一致。

1751年・デュルケンはシンプルでシビアなおと。

対して、P・タスカンの低音は豊か。
高音は、エレガントで華やかな響き。

1769年のこのフレンチも個性が強そうで…
どちらもダブル鍵盤のこの2台で、響かせ方、タッチ、音色の変え方等、
チェンバロならではの技法と感覚が、更に高められるように。

デュルケンで、フランスものを弾けない訳ではありません。

…が、
タイプが違うと、同じ曲でも違和感があります。違うのです。

楽器は一心同体。
感謝と喜びを、共同で奏でていきたいと思います。

音を育てていくのも楽しみです。

人にも、
必要な方との出会いがあるように、この音も、私に必要なおと。


神さまのご計画に従っていきます^^

13.8.17

ふるさと二つ





先日、
高知で何十年かぶりに、メダカを見ました。

急遽、早朝に高知入りして、義父に会い、しばらく沈黙の時をいただきました。
8月10日(木)のことです。

途中の高知高速道で、光のパイプオルガンを観ました。


翌11日は、
義父と最期のお別れ。

高知では、
よさこい祭り真っ最中。

愛媛の父と母は、
既に主の御許にいるけれど、

第2のふるさと高知も、
こころを満杯にしてくれる。

90年生かされた後の、寝顔の義父は、とても安らかでした。

30数年…
お世話になりました。
ありがとうございました。と、義父に。

静けさの中で想う。憶う。懐うことがたくさんあります。

ありがたい良人のふるさと。

先に、
愛媛の実家の父と母を、
主の御許に送ったその日から、
すっかり、泪もろくなった私ですが…

悲しみではなく感謝!

愛媛と高知。
瀬戸内海と太平洋。
静と動。

お話好きな義母がいます。
義兄夫婦がいてくれるけれど、今度は、良人へ…陰ながら私の番です。

高知からの帰路は、
懐かしい鏡川と、夕陽、瀬戸大橋を見ながら。









ふるさとは、
遠い子守歌が聴こえる場所。
幼ごころに戻る場所。
こころに温もりが宿る場所。

義父も、
私の父母の時と同様、
長いお休みが始まる前日に、天に召され、最期まで子供孝行をしてくれました。

ひと一人との別れ。
それでも、魂は確実に生きています。


   共に。一緒に。

   ずっと。ずっと。

21.7.17

記憶のおと


大阪万博の、コロンビア館で使用されていた大木を、
カウンターやテーブルに活用して、開店47年のバロック喫茶もみの木。


昨日と今日。
隠れ家で、シターとスピネットの音を奏でてきました。

地元では初めてのシターと言う弦楽器。

弾いている私も、
コーヒーを飲みながら聴いてくださる方々も、
レトロな店内と相まって、ゆったりの空間でした。


FBやその他SNSでつぶやいてはいましたが、
今回は、何れも特別なご案内はしていませんでした。

こぢんまり。カジュアルに。
音を樂しむ。音樂です。


シターも、スピネットも、すべて日本人の作品です。

懐かしさと、記憶と。
故郷を想う。幼い頃に戻る。

レトロな店内は昭和の情景が残っています。

スピネットの横にある蓄音機。ホーンが花開いているようにこちらを向いて📣

弦をはじくスピネット。
弦を爪弾いてシター。



初めて聴いたマスター曰く。
癒される音やねと。

それぞれの楽器で、和をうたう。

涼を求めて入店される方。
ご近所のお得意さま。
遠方から訪れる方々etc.

たくさんの刺激を頂戴致しました。
ありがとうございます!

こころの中に、
耳を傾ける難しい父がいて。
満面笑みの可愛い母がいる。

優しいお母さんのおと。


感謝です。
貴重な二日間。

このお店でまた爪弾きます♪