13.8.17

ふるさと二つ





先日、
高知で何十年かぶりに、メダカを見ました。

急遽、早朝に高知入りして、義父に会い、しばらく沈黙の時をいただきました。
8月10日(木)のことです。

途中の高知高速道で、光のパイプオルガンを観ました。


翌11日は、
義父と最期のお別れ。

高知では、
よさこい祭り真っ最中。

愛媛の父と母は、
既に主の御許にいるけれど、

第2のふるさと高知も、
こころを満杯にしてくれる。

90年生かされた後の、寝顔の義父は、とても安らかでした。

30数年…
お世話になりました。
ありがとうございました。と、義父に。

静けさの中で想う。憶う。懐うことがたくさんあります。

ありがたい良人のふるさと。

先に、
愛媛の実家の父と母を、
主の御許に送ったその日から、
すっかり、泪もろくなった私ですが…

悲しみではなく感謝!

愛媛と高知。
瀬戸内海と太平洋。
静と動。

お話好きな義母がいます。
義兄夫婦がいてくれるけれど、今度は、良人へ…陰ながら私の番です。

高知からの帰路は、
懐かしい鏡川と、夕陽、瀬戸大橋を見ながら。









ふるさとは、
遠い子守歌が聴こえる場所。
幼ごころに戻る場所。
こころに温もりが宿る場所。

義父も、
私の父母の時と同様、
長いお休みが始まる前日に、天に召され、最期まで子供孝行をしてくれました。

ひと一人との別れ。
それでも、魂は確実に生きています。


   共に。一緒に。

   ずっと。ずっと。