29.9.16

ふるさとエピローグ



for ever・・永遠から永遠の中で。



           生まれるに時あり。


     死ぬるに時あり。



父と母の「死」という問題に向き合い、見守り...
生かされていること。生きていくこと。を学んだ丸3年。


一泊二日で高知と、愛媛で大事な諸用を済ませてきました。


一度に幾つものことが重なった色取り月の9月・・その様に、神さまが導いてくださったのだと思います。


今、全国的に、空き家が増えているとニュースで見聞きします。

玄関ポーチでいつもいくと真っ先に出迎えてくれていた可愛い小便小僧...^^
昨日の愛媛では、お恵みのうちに、無事に実家をお譲り致しました。


今月に入って、一気にやってきたすべての出来事...
神さまによって、まるで亡き父と母が申し合わせたかのように進めてくれたのではと思っています。
言葉では言い表せない不思議さが一直線に繋がるのです。


それでも愛媛には、親族や友人がたくさんいるので、行く機会もあると思いますが、
今回の件で、ふるさとが遠くなっていく想いです。

これからは、良人の出身地がふるさとになるのでしょうか。。。


一気にやってきた終焉の9月。


不思議な9月。


そして始まりの9月。


   感謝。

   喜び。

   平安。

18.9.16

安らかなおと



無意識に溢れる泪で目が覚める。

止まるのを待って床をでる。

戸外を観たら、
昨日とは真逆。しっとりと大地が潤っている。




最期の花になりました。

父と母を看とる・・足掛け3年。


2年前、父を見送り、
一昨日の午後。母が天命を全うし、神の御許に召されました。
昨日、母が住まう老人ホームの地でお別れ会をし、納棺、出棺。そして火葬。
自宅に母と共に帰宅致しました。

父が主の御許に旅立って2年。
その2年間を、愛媛から関西にきてくれた母と共に喜びを分かち合いました。

出席者の方々と白百合、カーネーション...
最後に、紅一点!母が最も好きだった深紅の一輪の薔薇を母の胸元に献花。
やさしいおと。お母さんのおとを溢れるごとく伝授してくれました。

納棺前に、

昨年の老人ホームでのクリスマスコンサートで、演奏出来る状態になったスピネット…
先日、一段と鳴る様になったスピネットで録音、UPした私のフーガの技法。

私から母へ。
最期の音楽の贈りものとして、母の隣に寝そべって、並んで一緒にわたしの音を楽しみました。

昨日から連休。今年は短いけれどシルバーウイーク。
2年前の父はゴールデンウイーク初日。


父も、母も、最後の最期まで子供孝行してくれました。


父の看病の時と同様、
母との2年間も、たのしみと喜びに満たされ、それが何よりも勝っていた。


なみだよ。とまれ。


母と私の共演の2年。
笑って、咲って。喜んで。感謝して。



人の命は、神のもの。

安らかに憩わませ。