1.12.16

証の時の間の中にいて



長いようで短かったのか...
短いようで長かったのか...。


この三年、allegro vivaceな日々を過ごしてきたように想います。

今日から師走。
気が付けば、今年も残すところ早一ヶ月!


父と母・・人間の尊い大きな命の、看病・介護を終えた今、
いかに気力、体力、耐力、精神力が必要であるか。


つい先日まで、幾つもの大きな出来事を、
身を以て経験致しました。

それぞれを看取った当初、
正直、こころの中は空っぽになりました。

それだけ、
人の命は地球よりも、何よりも重い。
だから、すごい幾つもの力と精神が必要で、
全身全霊を傾けていたのだなと思いました。

ただ年齢を重ねていくだけではなく、
自分を見つめる。知る。と言ういいキッカケとチャンスにも恵まれました。

同時に、魂、精神、心の修行をさせていただけたのですから。

老人ホーム、関係者、及び、多くの皆さまに助けられながら、
全くの微力ですが、それらを一心にして臨めたことに感謝です。

父と母を通して、
様々なひとに出会い、交流し、教えられ...大袈裟ですが、世間学なるものを学び、
鍛えられ、今まで以上に強めてくれたのは確かです。

静かに、穏やかに、身近で天に召されていく姿を、それぞれに見守り終えてから、これまでの価値感が大きく揺れ動き、人生観と仕事観、音楽観の大変化を感じ、喜び、少しずつですが、身辺も以前とは違う、いい容で戻ってきているように思います。

漸く神さまは、
色々なことに思いを描きながら、腰を据えて取り組んでいく時を与えてくれました。

こころに示されている音を、許される日に企画・演奏させていただきますので
よろしくお願い申し上げます。

父と母が私に言いたかったこと。
喜びなさい。感謝しなさい。祈りなさい。

もうあるがままに行きます。
自分の音の世界、創っています。

あとはその自分にOK!出すのみ。


 
    こころ進む極月になりますように。


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