3.10.15

出逢ったおと



秋気澄む日の今日。
オーバーホールを終えてお嫁入りしてきました。



去った夏は、我が家の半世紀を超すピアノ買い替えで楽器巡りが続き、
日を変えて、京都のピアノ工房に伺い、試奏すること1時間半。


とにもかくにも先入観を捨て、数あるメーカー、名器にとらわれず…
直感!私の魂を揺り動かされた瞬間。

メーカー名を見たら、それはSUHWESTER(シュベスター)でした。

私にとって、UP、GP合わせて5代目のピアノです。

シュベスターとは、ドイツ語で姉妹という意味なんですね。


ふんわり包み込まれる様な暖かい音。不思議な感覚が続き、楽しくなって、
気がついたら、試奏していた時間の大半を、そのピアノと対話して遊んでいました。


決め手となったのは、モーツァルトソナタ、師匠の曲、フーガの技法。
特に、音楽の軸のフーガの技法で魂が喜んだのです。
何しろ対位法が大好きなんです^^


それぞれの時代の楽器の特徴を知って演奏すると、
ピアノでのバッハも面白いですね。


魂とこころの充足感。


      あなたに相応しい音はこの音だよ。と神さまが言う。




大好きなドビュッシーを連れて行くのを忘れてましたけれど。


ピアノだからピアノだけのタッチだけではない。
チェンバロやスピネットもそうだったように、再びピアノも、自分の音に。


それぞれの様々な奏法・タッチ・ペダリングでこれから育ってくれるといい。

私の場合、基本のピアノ奏法は、ダンパーペダルよりもソフトペダルが主役になる。
どんな音を必要としているのかは、時代や曲によって違う。


わがままを言わせてもらえるならば、
真ん中はミュートペダルではなく、ソフトテヌートペダルが欲しい!^^;


アラサーのMyチェンバロ…製作家から完成の第一報を戴いた時と同じ気持ちです。


     若い頃の子育て時代を想い出しました。

     楽器も人間の子育てと同じ。



                音育て・・また始まります^_^

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