秋気澄む日の今日。
オーバーホールを終えてお嫁入りしてきました。
去った夏は、我が家の半世紀を超すピアノ買い替えで楽器巡りが続き、
日を変えて、京都のピアノ工房に伺い、試奏すること1時間半。
とにもかくにも先入観を捨て、数あるメーカー、名器にとらわれず…
直感!私の魂を揺り動かされた瞬間。
メーカー名を見たら、それはSUHWESTER(シュベスター)でした。
私にとって、UP、GP合わせて5代目のピアノです。
シュベスターとは、ドイツ語で姉妹という意味なんですね。
ふんわり包み込まれる様な暖かい音。不思議な感覚が続き、楽しくなって、
気がついたら、試奏していた時間の大半を、そのピアノと対話して遊んでいました。
決め手となったのは、モーツァルトソナタ、師匠の曲、フーガの技法。
特に、音楽の軸のフーガの技法で魂が喜んだのです。
何しろ対位法が大好きなんです^^
それぞれの時代の楽器の特徴を知って演奏すると、
ピアノでのバッハも面白いですね。
魂とこころの充足感。
あなたに相応しい音はこの音だよ。と神さまが言う。
大好きなドビュッシーを連れて行くのを忘れてましたけれど。
ピアノだからピアノだけのタッチだけではない。
チェンバロやスピネットもそうだったように、再びピアノも、自分の音に。
それぞれの様々な奏法・タッチ・ペダリングでこれから育ってくれるといい。
私の場合、基本のピアノ奏法は、ダンパーペダルよりもソフトペダルが主役になる。
どんな音を必要としているのかは、時代や曲によって違う。
わがままを言わせてもらえるならば、
真ん中はミュートペダルではなく、ソフトテヌートペダルが欲しい!^^;
アラサーのMyチェンバロ…製作家から完成の第一報を戴いた時と同じ気持ちです。
若い頃の子育て時代を想い出しました。
楽器も人間の子育てと同じ。
音育て・・また始まります^_^
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